おはようございます。僕です。
秋、春と大会を経て、
チームの1年の集大成となるのが夏季大会です。
私も現役時代、監督からは、
「3年の夏にどれだけ自分のパフォーマンスを出せるかが勝負だ!」
とよく言われていました。
そのぐらい現役選手にとっては重要度の高い大会になります。
春までの蓄積が生きる
秋季大会や春季大会と違って、
夏季大会はシードがあります。
夏季大会のシード校は、
春季大会の成績で決まるので、
春の頑張りが無駄にならず、
夏季大会で良いポジションを引く事ができます。
また、選抜上位校は推薦枠で地区大会に行けるので、
秋や選抜での頑張りが夏のシードに結びつきます。
夏のトーナメントを勝ち上がるには地域差はありますが、
6〜8試合ぐらいは戦うようなので、
シードで1試合減るだけでも、
選手の負担はだいぶ軽減されると思います。
気持ちが入ったプレー
負けたら3年生は引退と言う状況で、
現チームにとって最後の大会となることから、
上級生・下級生問わず、
気持ちの入ったプレーが随所に見られます。
それゆえ、精神が肉体を超えてしまうような状態、
試合中の怪我も他の大会より多いです。
怪我での中断も増えるので、
試合時間は多少長くなる傾向があります。
これも選手の安全と、プレーを続けたい選手の気持ちとのせめぎ合いの兼ね合いで、
ギリギリまでジャッジを下せないところが
大きいのかなと思います。
怪我には気をつけて、としか言いようがありませんが、
頭はクールにプレーできると良いですよね。
スタンドも盛り上がる
夏季大会は秋季大会や春季大会ではほぼ無かった吹奏楽の応援があるケースが多いです。
しかし現在は地区によっては、
騒音の兼ね合いで鳴り物禁止の球場もあります。
球場が住宅街にあると規制がかかる場合があるようです。
都心部のみでしょうか?
また、学校をあげて応援してくれるケースもあり、
勝ち上がると全校応援の学校もあります。
その為、観客動員も多く、
球場が盛り上がります。
夏季大会は入場料がかかるので、
高野連にとっては貴重な財源の確保なのかもしれませんね。
また、球場に入ってしまえばエリアの指定は無いので、
好きな場所で観戦できるのは良いところです。
試合によって1塁側で観戦したり、
次の試合は3塁側、第3試合はバックネット裏、
みたいな感じの見方も可能です。
バックネット裏の楽しみ
夏季大会は観客が多いことから、
野球好きのおじさんや試合校の古いOB、
場合によってはプロのスカウトなど、
色々な人が観に来ています。
バックネット裏は中立的な立場の人が多いので、
野球をしっかり観たい方にはおすすめです。
また、よく喋る方も一定数いるので、
話しかけられたり、
会話のおこぼれを聴いているだけでも情報が得られます。
スコアを付けていたり、
スピードガンを持っている人もちらほら見かけるので、
近くの人に聞きながら数字のデータ収集もしやすいです。
また、バックネット裏は屋根があるケースも多く、
スタンドの中でも人気の席です。
やはり最初に埋まってしまうので、
第1試合の試合時間に余裕を持って行くと良いでしょう。
バックネット裏の方は1試合で帰らないケースがほとんどなので、
第1試合から行くのがおすすめです。
まとめ
◎チームにとって1年の集大成となる大会で、
3年生は負けたら引退
◎そのため、気持ちの入ったプレーが随所に見られる
◎怪我での中断などもあり、試合時間は比較的長い
◎観客動員が多く、スタンドが盛り上がる
◎吹奏楽の演奏があるケースが多い
◎バックネット裏の野球好きと交流ができる
◎1回戦から入場料がかかる(価格は地区によって異なります)
あとは番外編ですが、
日焼けには気をつけましょう。
夏なので1日球場にいると確実に焼けます。
そして、球場によりますが、
特に地方球場は飲み物が結構売り切れます。
1本目ぐらいは持ち込みの方かもしれません。
そんなところにも注意して観戦を楽しんで頂けたら幸いです。